2010年10月17日日曜日

外国為替

円高が進む昨今、FXへの注目が再度高まっているようです。
先日、日銀による介入も行われましたが、
円高傾向は依然改善されていないようです。

そもそも円高が進むとなぜ困るのか?
専門家でもないので、よくわかりませんが。。。



一般家庭から見ると、輸入品が安くなるし、
海外旅行も安くなります。
たとえば1$=100円から1$=80円になると円高になりますが、
1本10$のワインを 購入した場合、1,000円だったものが800円で
購入できることになるのです。
 こんなに良いことならもっと円高を歓迎してもよいのではないでしょうか?





一方 、輸出に関してはどうでしょう?
このまま円高が進むと、かなり厳しい状況になるという企業も多いようですが。

たとえば1台100万円の車を輸出した場合、1$が100円から80円に円高になると
10,000ドルから12,500 ドルになりますが、
この場合負担が増えることになり物は売れなくなります。




また、現地通貨を基準にして10,000ドルを
販売価格にしている場合は
前者では100万円であったものが、後者になると80万円になってしまうのです。
このことは扱う金額の大きい大手企業にとっては相当な痛手になるのです。

ですから、円高を歓迎してばかりもいられないのです。



そんな中、各国でも介入のような動きが見受けられます。
中国は自国のものを少しでも多く輸出したいがために、
人民元高を目指しているようです。

非現実的な話ですが、
個人的には1$=1円ぐらいになってくれれば、
日本がアメリカを購入し、その資源を自在に使えるのではと思います(笑)
(現在、米ドル、カナダドル、オーストラリアドルは対円でほぼ同額です。)

また、中国製品についてはその安全性から考えても、
関税をかけ、国内産よりも高値になるようにすることで、
国内産の販売促進を狙っていくほうが良いのではないでしょうか?

いずれにしても、国内企業が海外に進出し、
海外工場への移行を図っていますが、
そのことにより、人件費の削減ができ価格は抑えられるかもしれませんが、
国内の失業率が高くなることにより、
その安くなった製品さえも買い控えるようになっているように思います。
また、考え方の違いから、安全性もあまり重要視されていないようでは
単に製品のコストが下がること以上に問題があるのではないでしょうか。

それでもなお、海外進出を進めるのであれば
フィリピンやタイなどで徹底した従業員教育のもと、
また、日本からも従業員をある程度連れて行くという方向が良いのではないでしょうか。
現地に家族で移動してもらい、赴任期間中は完全社宅にすることで、
現地の人とほぼ同額の給料で働いてもらうことを条件にすれば、
日本人を雇用することも可能になると思います。

ただし、このような状況が続く限りいずれ日本は住みにくい国となり、
若い世代から順に海外に移り住んでいくようになるかもしれませんね。

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